布団は干すだけではきれいになりません
次のシーズまで収納する前に丸洗いがおすすめです

布団は干すだけではきれいになりません

汗や皮脂を落とすにも丸洗いが効果的です

汗や皮脂を落とすには丸洗いが効果的です

人は寝ている間に汗をかき、それと同時に皮脂も分泌します。
汗は体温調整、皮脂は表膚の保護と役割がありとても大切なのですが、布団の繊維にはこれがとても厄介なのです。

人の汗と皮脂について

汗の成分は尿に近いもので、酸・アルカリ・塩など繊維を傷めるものを多く含んでおり、特にアンモニア化合物は繊維そのものを脆くします。

皮脂はその名のとおり『あぶら』であり、空気中の酸素によって酸化を起こし、黄色物質になってしまいます。表膚上に付着している細菌の影響により臭いも発生します。

皮脂などは人由来の水溶性の汚れですので、水洗いすることで洗い流すことができます

布団の生地や中綿に染みついた汗や皮脂は、布団を干すことでは解決できない汚れです。
毎日触れるお布団を長く大切に使うためにも、定期的に丸洗いによるクリーニングすることをおすすめします。

お布団の使用状況にもよりますが、頻度としては1年に1回、シーズンオフになったお布団を収納する前にクリーニングすることで汚れの固着や臭いの発生を防ぎ、次のシーズンには気持ちよく布団を使用することができます。

汗が布団の繊維を傷つける

汗がお布団を傷つける

人は一晩に約180cc(コップ1杯)の汗をかくといわれています。
パジャマやシーツも、一晩にかいた汗の一部を吸収してくれますが、ほどんとは布団が吸ってしまいます。掛布団には約30%、敷布団には約70%の汗が吸収されてしまうのです。

汗に含まれる成分、酸・アルカリ・塩・アンモニア化合物などが布団の繊維を傷つけ、中わたの復元力や保温力を低下させてしまいます。汗を吸ったお布団を長い間放置しておくとお布団の寿命を縮めてしまうことになります。

アレルゲンのない快適な睡眠を

アレルギーとは

よく耳にするアレルギーとは、ある特定の物質(例えば、ダニやスギ花粉、食物タンパクなど)に対して過剰に反応を起こしてしまう免疫反応のことです。

アレルギーがおこる原因となる物質のことをアレルゲンといいます。

人の体には免疫の機能が備わっており、体内に入った異物を排除しようとします。そうすることで体内にある病原菌を退治し、健康を維持することができます。

たとえばダニや花粉に対して敏感に反応してしまう人もいれば、まったく反応のでない人もいますし、何がアレルゲンになるかは環境や個人の体質によって大きく違いが出ます。

ダニアレルゲン

アレルギーの原因

日本家屋内で特に多く見られるチリダニ類

ダニの種類は様々で、特に屋内で多く見られるチリダニ類は、そのもの自体は人体に無害です。しかし、ダニのフンや死がいがアレルギーの原因物質(通称アレルゲン)となってしまうのです。アレルゲンがアレルギー体質の方の体内に入ってくると、過激に免疫反応を起こしてしまいます。(花粉症も同じですね)

日本は特に湿度の高い気候で、しかも近年は高気密の住宅が多くなっており、かつエアコンの普及により部屋は快適な温度で換気も不足、ますますダニの繁殖を助長してしまっています。

ダニは目に見えないほど小さな存在なので 私たちも意識することが少ないかと思いますが、日本家屋内においてダニのいない家はありません。(旧厚生省の検査でも実証されています)

ダニの好物

アレルゲンのない快適な睡眠を

一般家屋ではチリダニ類が主(全体平均の90%)で、その他にコナダニ類(米・麦など食品 に寄生)や、人を刺すツメダニ類(ネズミなど小動物が持ち込むが近年少ない)などが有名です。これらはその小ささから気づくことができませんが、家屋内で も数万~数十万匹生息しているものなのです。

そしてチリダニ類は基本雑食ではありますが、特にタンパク質系を好みます。ダニは人から出るフケ・アカなど表膚からの脱落物が大好物なのです。布団は人の汗により湿度・温度共に最適、おまけに食事付とチリダニ類にとってまさに楽園です。

お布団を干すだけではダニは死にません

ダニは布団の奥に入り込んでしまいます

アレルギーとアレルゲン

布団は表裏返して干せば、湿度が下がりホクホクお日様の香りですが、残念ながらダニ達は布団の厚みの中を行き来するだけで、ほとんど死にません。しかも布団をバンバンと叩くことによって、ただでさえ小さいフンや死がいをもっと細かく砕いてしまい体内侵入しやすくしてしまっているのです。常時アレルゲンと一緒では、アレルギー体質でない方もアレルギー体質になってしまいます。

シーツや布団カバーを週に1度は洗濯し、ダニの死骸やダニの食料となるアカやフケを洗い落とすだけでも防ダニ対策になります。

布団・寝具に掃除機をかけるのも効果的です。さらにダニ達の温床となっている布団を専門技術で丸洗いし、ダニやその卵、フンや死骸などアレルギーの原因となるものをすべて洗い流すことで、清潔なお布団にすることができます。

高温乾燥によるダニの死滅

当店では高温による乾燥を行います

当店のクリーニング専門工場では高温による乾燥を行います

乾燥機の種類によって差はありますが、大体75℃~100℃の熱風を布団全体に通す乾燥工程を、時間を置いて2度行います。

ダニは熱に弱く、60度以上の温度で死滅するといわれています。

当店では薬剤を使用した特別な防ダニ加工は行っておりませんが、洗浄と高温乾燥によるダニの死滅効果があります。

夏の布団をしまう前に丸洗いをしましょう

汗をたくさん吸った夏のお布団をそのまま収納していませんか?

夏の布団をしまう前に丸洗いをしましょう

ダニは特に梅雨から夏に増え、気温の低い乾燥した冬に減る傾向があります。

近年は、気密性や保湿性が高いマンションなどの住宅が多いため、雨の多い秋口からまだまだ暖かい10月頃や、暖房が入り始める11~12月頃などもダニの好む温度や湿度が保たれ、1年中ダニにとって住み心地の良い環境といえます。

ダニの寿命は約2~3カ月といわれていますが、7~9月に繁殖した後、寿命で死んだダニの死がいや糞はそのまま布団へ残ることになります。それがダニアレルゲンとなり、その量は10月にピークを迎えます。

ダニアレルゲンの増殖を防ぐには

夏にたくさんの汗を吸い、垢やフケが付着した布団。それを温床として増えるダニ。
何も対策をしないままだと、お布団のダニアレルゲンはどんどんと蓄積されていきます。
夏のお布団をしまう時だからこそ布団の丸洗いして、ダニの温床とならない清潔なお布団へリセットすることをおすすめします。

洗わない場合でも収納前にしっかりと乾燥させましょう

ダニやカビ・雑菌の繁殖を抑えるためにも、湿気を含んだままの布団を収納をするのは絶対に止めましょう。
布団を干したり叩いたりしただけではダニを死滅させることはできませんが、湿気を取り除くことである程度は繁殖を抑制できます。

布団に潜むダニを死滅させるには長時間布団の全体を熱する必要があります。
家庭用の布団乾燥機でも最近ではダニ退治機能が搭載されているものも多いようです。

シーズンオフのお布団を収納する際、湿気やダニなど気になる場合は、布団乾燥機の使用やコインランドリーへの持ち込み、または専門の布団クリーニングをご検討されてみてはいかがでしょうか。